先日無事に日本の運転免許証からドイツの運転免許証への書き換えが出来たので、記録と誰かのお役に立てればと思い投稿させてもらおうと思います🚗
まず始めに、ドイツ入国から6ヶ月以内であれば、以下のいずれかを携帯していればドイツにて運転ができます
- 日本の運転免許証とそのドイツ語訳
- 日本の運転免許証と国際運転免許証
もしドイツに6ヶ月以上滞在し運転する場合は、ドイツの運転免許証への書き換えが必要となります☝
住民登録・滞在許可証取得後、居住地を管轄する運転免許センター(Fahrerlaubnisbehörde /Führerscheinstelle)にて申請します(ボンの場合は、市役所内にある運転免許担当部署・インターネットより要予約)
住民登録日から6ヶ月以内であれば、学科試験、実技試験は必要ありません✨(事務手続きのみで書き換え出来ます)
在ドイツ日本領事館のホームページより必要書類は以下となっています
ただし、ドイツあるあるで管轄する市役所・担当者によって多少違うこともあります
必要書類
(1) 有効な日本国旅券(パスポート)(原本)
(2) 住民票(Meldebescheinigung)
(3) 証明写真1枚(縦45mm x 横35mm)
(4) 日本の有効な運転免許証とそのコピー
(5) 日本の運転免許証のドイツ語訳
ここで、(4)日本の有効な運転免許証という項目ですが、残数が1年以上必要という条件もあるようです💦日本大使館にてこの事を確認したところ、市役所・担当者によって違うため一概には言えないという曖昧な回答でした
※私の場合、残数が1年と数日というギリギリで申請しました😅
もしドイツでの運転免許への切り替え前に、日本の運転免許証を新規取得・更新した場合はこのほかの必要書類が必要になったり、書き換えが出来ない場合もあるそうです‼
必要書類の中で、自分で準備ができないもの。それは(5)のドイツ語訳です
こちらはドイツ公認翻訳者、日本国大使館・領事館、ADAC(ドイツ自動車連盟)支部で取得が可能です
一番簡単なのは、在ドイツ日本大使館・領事館でお願いすることです
ドイツ語際しての際しての必要書類
- パスポート
- 日本の運転免許証
- 自動車運転免許証抜粋証明申請書(大使館の窓口にもあります)
- 手数料 15€ (2023年現在)
申請の翌日から数えて4開館日以降で受け取ることが出来ます😆ドイツなのに、ここはさすが日本大使館✨ちゃんと4開館日には受け取ることが出来ました(ドイツの事情からすると奇跡的な対応💨)
書類がそろったら、市役所の予約ページから予約をします
以下、私の住んでいる街の市役所予約サイトの紹介です
1.「Dienstleistungen」の「Führerscheinwesen」をクリック
2.「Umschreibung eines ausländischen Führerscheins」の横の数字を予約人数の数にします(例・1名なら「1」)一番下の「Weiter」をクリック
3.予約可能な日にちのカレンダーが表示されるので、希望の日にちをクリック
4.予約可能な時間の一覧が表示されるので、希望の時間をクリック
5.Name(苗字)、Vorname(名前)、E-Mail(連絡先のメールアドレス)を入力、「Ich akzeptiere die Datenschutzbestimmungen.(プライバシーポリシーの受け入れ)」にチェックを入れて、「Reservierung abschließen」をクリック
6.「@〇〇〇〇」という4桁の数字の予約番号が表示されます(登録したメールアドレスにも確認のメールが届きます)
予約の手続き方法は以上です☝
しかし、この予約がなかなか取れません💦私が最初に見た時はどこも開いている日がなくて、数日見続けると6か月後の数日だけが出てきました😅
これでは「いかん!」と直接市役所窓口に出向き、「予約を取りたい」と直談判💨
しかし、やはりインターネットから予約してくれと返されたけど、「朝8時に予約して」と言われました👵
もしかして、朝に予約枠の更新があるのか?と察した私は、次の日から朝8時にチェックしました💻
しかし、空いている日は変わらずありませんでした。。。
ドイツ人は朝早くから仕事をすると聞いていた私は、またまた推測をして…
8時から市役所が開館するということは、職員はその前に来ているはず🤔
それなら、8時より前にキャンセルになった予約を確認して予約枠を更新するかもと思い、次の日は7時から見ることにしました💻大正解でした‼
7時16分くらいに当日、翌日の予約枠が一気に出たのです😆
書類はそろっていたので、その日の午前中の予約を急いで取りました❗
予約枠は争奪戦なので、5分くらいで空いていた予約枠はすべて埋まってしまいました
これはもう、コンサートのチケットを取るよりスピード感が必要かもしれません🤣
以上は近い日にちが取れなくて困っている人用の裏技です✨確実なものではないですが、急いでいる方はぜひ試してください👍
無事に予約が取れたので、必要書類を持って市役所・担当部署へ
申請当日(予約日)
市役所に到着してからの手続きは特にありません
待合室で待っていると、「@1234」のような予約番号が掲示板に表示されて、担当の窓口番号が表示されます
私の場合、予約時間から10分ほどで呼ばれました
ドイツでは英語が話せる人が多いですが、市役所手続きなのに絶対英語を話してくれない人・翻訳アプリも嫌だという人など対応もさまざまです
言葉に不安がある方は念のため、紙に伝えたいこと・持ってきた書類の一覧などを書いて持って行くと、市役所の方をイライラさせずにちょっとはスムーズに手続き出来るかもです
それでも、悪態をつかれること・「話にならない」と怒鳴られることもあります…😥
無事に窓口に着くと、担当者が書類を確認してくれて
「自動車学校の卒業証明書もっているか?」と聞かれました
「???」そんなの必要なんて聞いたことがない…と思いながら、「日本人は必要ないと思うんですけど。。。」と伝えると
パソコンで調べ始めて「大丈夫、必要なかったわ~」と💦
日本の運転免許証は世界的に見て取得が難しい部類らしく、そのため書き換えなどで優遇される部分が多いみたいです👏
なので、今回のように自動車学校の卒業証明書が必要な国の運転免許証もあるみたいですね📝
この日は、手数料(2023年8月現在36.3€)を支払い、「6週間後くらいにドイツの運転免許証が出来ているかインターネットで確認してから、受け取りの予約を取ってね」という案内の用紙をもらって終了です
運転免許証受け取り可否の確認
受け取った書類に書いてある確認サイトにて自分の運転免許証が受け取り可能か確認します
その際必要な情報は
- 氏名
- 生年月日
- 運転免許証書き換えの申請日
インターネットで自分のドイツの運転免許証が出来上がったことが確認出来たら、再度予約サイトより受け取りの予約を取ります
予約項目は「Dienstleistungen」の「Abholung eines Führerscheins oder einer Fahrerkarte」を選択します
受け取り当日(予約日)
持ち物
- パスポート
- 旧運転免許証(日本の運転免許証)
念のため、申請時に頂いた書類も持参すると何かあった時に安心です💨
申請の時と同様に、予約時間に市役所に行って、自分の予約番号が掲示板に表示されるのを待ちます
予約番号が表示されたら、担当の窓口に行って、受け取りの旨を伝えます
ここで一点重要なことがあります‼
ドイツの法令では、運転免許証は原則として1人1枚しか所持できないため、日本の運転免許証をドイツの運転免許証に書き換えた際、日本の運転免許証はドイツの運転免許センターに回収されます。
しかし、日本では、運転免許証は免許の証明書としてだけではなく、重要な身分証明書としても用いられているといった事情があり、こうした事情を理解し、ドイツ当局はドイツ側方針として、回収された日本の運転免許証を、後日、ドイツ運転免許センターから在ドイツ日本国大使館宛に送付する運用をとっています(ただし、現状では必ずしも全ての免許証が送付されているわけではありません。)。
在ドイツ日本大使館ホームページより
ということです🚗
回収されてしまう日本の運転免許証ですが、運が良ければ?!返却されるということです。(日本大使館に返却された際に受け取れるよう、在ドイツ日本大使館の日本の運転免許証受け取り希望フォームに登録しておくことをおススメします)
しかしこれもまた、返却されるかは担当者次第…
私は念のため、受け取り時の担当者にこの旨を伝えてみたのですが、「ドイツは一人一枚しか運転免許証は持てないのよ。日本の運転免許証は日本に帰った時にもらってね」といまいち伝わっているのかわからない感じでした
それから、5ヶ月経ちましたが返却の連絡は来ておりません…
今回私の体験も交えて、ドイツの運転免許証への書き換え方法をご紹介しました
ドイツでのいろいろな手続きは大変ですが、少しでも誰かのお役に立てれば嬉しいです😊